こころにも守破離…はじめの『守』は、なによりもこれ!

いきなりですが、
『守破離』という言葉がありまして。

いつか、どこかで
見聞きしたこともあるでしょうか。

 

まず、基本通り、型通りにやる。

これが『守』
基礎編ですね。

 

基本とか、型が身についたら
基本や型とは違った別のやりかたを
取り入れて、応用を利かせる。

これが『破』
発展編、応用編ですね。

 

それからさらに、
自分流のやりかたを編み出したり、
さらに新しいものごとを生み出す。

これが『離』
オリジナルの創意とか、発明ですね。

 

この『守破離』。

現代では、

なにか新しいものごとを始めて、
自分のものにしていく過程において

たどるべき段階の心得を例えて
見聞きすることが多い言葉ですね。

 

ですが、ものごとの心得だけでなくて、

心のもちかた、ありかた自体もまた、

『守破離』でいくことが
やっぱり大切なんですね。

 

心の『守』の段階
なんと言ってもこれです。

【安心感】

 

そして、『破』の段階は、

【自信】

 

じゃあ、『離』の段階は…

ここでは【変化への勇気】
整理してしておきましょう。

 

この中でも、
心のもちかた、ありかたに関しては

いちばん忘れられがちというか、
スルーしてしまいがちなのが、

【安心感】

 

心には、はじめに【安心感】こそが、
いかに大切かというポイントを3つ、
ご紹介します。

これからご紹介する3つの観点で、
心の『守』の段階に、思いを巡らせて
確認してみてくださいね。

 

1.自信を持て!のウソ

 

わたしたちはよく

「努力して困難を乗り越えて、
大きなことを成し遂げたら、自信になる」

と、何気なく思っていたり、
人を励ましたりすることがありますが…

 

ウソです、これ。

 

ほんとうは、逆で…

自信が持てるのは、
その土台に、安心感が充分にあるから
なんですね。

自信をつけて安心しようとしても、
いつまでも安心できないんです。

 

いちばんさきに安心感が充分持ててこそ、

自信をもって、
努力して困難を乗り越えて、
大きなことを成し遂げよう、

と、行動できるんです。

 

安心感が充分にあった上で行動して、
経験を得ると、安心感がさらに強まって
自信が確信に変わっていく、という

自信の上昇スパイラルをつくっていくには
その土台に、必ず【安心感】があること

 

2.普段いる場所で、安心して過ごせてる?

 

たとえば、家庭の中で、
あなたの家族は
安心して過ごせてそうでしょうか?

自分自身は、
安心して過ごせているでしょうか?

 

その安心の度合いは、どのくらいでしょうか?

まったく安心できないがゼロで
安心そのもの、安心しかない!が10なら
どのあたり?

 

まずは、安心感がどのくらいあるか?
という視点で、家族も自分もみていきましょう

 

これは、学校でも、職場でも同じです。

 

それぞれの場所で、自分が、あの人が
どのくらい安心して過ごせているか?
確認してみましょう。

 

3.いま、自信をもってできていることは?

 

いま、あなたが、
自信を持ってできること、だとか、

特別に意識しなくても、自然に
できていることは、なにかありますか?

 

あるなら、それは、
いつから始めて、どのように続けて
できるようになって
自信がついたでしょうか?

 

「全部には自信を持てないけど
この部分をこのくらいだったら
確実に自分にはできるなあ…」

というのも、立派な自信です。

というか、自信があるってのは、

実のところは、たいてい
そういうものではないでしょうか?

 

思い出せたとしたら、
それこそが、あなたの
安心感を養ってきた実体験
です。

 

そのとき、自分自身は
どんな行動をしていて、
どんなことを感じていたか?

そのとき、助けてくれた人は
誰だったか?
その人は、どう接してくれていたか?

 

その実体験は、もしかしたら、

あなたがいま
直面している課題に対して
安心感と自信をつけていく

ちょうどいい成功パターンの
可能性
があります。

 

自信のあることなんてない!
思い出せないよ!

ということもあるかもしれません。

もしそうでも、いいのです。

 

「いま、ここまでは、そうだった。
でも、いま、これからは、
同じままとは限らない」

そのことを、思っていきましょう。

 

今ここで、すぐに、
実感をもってそう思えなくても、
思ってみよう、と意識するだけでOKです。

意識するだけというのも、立派な行動です。

それを続けていくことで、いずれは、
心の『守』、つまり【安心感】を
心のなかに、できていきます

 

 

心の『守』の段階、つまり
心に安心感を備えていくことについて
いくつかの観点でお話ししましたが、

 

要するに、
まず、いちばんはじめに、

 

《安心感を、自分の心に養っていくこと》

 

ここからあらためて
スタートしましょうということです。

 

自信は、つけようと思って
つくものではなく、

安心感を養っていって、
そのうち自然についてくるものです。

 

そのことを、いつも思い返しましょう。

 

◇◇◇

『なんのきの木かげ』では、

なによりも、相談しに来られるあなたの
『安心感』を大切にしています。

どう話していいかわからない。
聴いてもらえるかわからない。
どうしてもまとまらない。

みんな、こんな思いを抱えながら、
相談しにやってきています。

話せるだけ、話したいように、
無理なく相談できる。

そんな安心感のもとで
問題解決を自分の力で進め始めた方が
何人もおられます。

ひとりで考えててもまとまらないし、
ひとりでがんばるのには限界がある…

そうお感じなら、ぜひご相談にお越しください。

心の『守』の段階をつくろうとする勇気、
ここで、どうぞお出しください。

あなたは、決して、ひとりではありません。

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