本物のポジティブさは、とことんネガティブを見つめた先に

人間、常にポジティブでいたくても、
どうしてもネガティブになることが
あるものでして…

 

不測の事態が起こって
ものごとがうまくいかなかったり、

 

急に行動を変えざるを得なかったり、

 

会話がかみ合わなかったり、

コミュニケーションの行き違いで
人間関係がうまくいかなかったり、

 

がんばっているわりには
思うように成長を感じられなかったり、

 

充分に気をつけていたはずが
失敗してしまったり…

 

そんなこんなで、

 

ネガティブな感情が湧いたり

ネガティブな見方をしてしまったり

ネガティブな思考に囚われてしまったり…

 

どうにも避けられないことです。

 

ネガティブを避けようと
どれだけがんばったところで、

 

ネガティブを避けられない
わたしっていったい…

 

と、さらにネガティブな気分を
こじらせてしまうのがオチであって…

 

避けられないものだったなら、
ちょっと見かたを変えてみて、

いっそのこと、ネガティブさえも
自分の力に加えていきましょう。

 

それこそ、力にできるんです。
こういうやりかたで。

 

1.そのまま、眺める
2.あえて、疑う
3.まるごと、認める

 

ネガティブさを
ポジティブな力に変える
3ステップ

と、ここでは呼びましょう。

 

1.そのまま、眺める(マインドフルネス)

 

感じてしまった、ネガティブな感情。

不快で、しんどくて、辛い感情。

 

例えば、

不安、無力感、劣等感、

不満、悲観、理不尽さ、

意地悪さ、皮肉さ、傲慢さ、

理不尽さ、嫉妬深さ、恨み、など…

 

こういった、ネガティブな感情、

そして、それらの感情が引き起こされた
体験や事実の記憶を、

 

『いま、自分の中にある』と認める。

 

いいとか悪いとか、判断をしないで、
どの程度の、と、評価もしないで、
消してしまおうともしないで、

敢えていったん、徹底的に感じとる
目を背けないで、見つめる。

そのまま漂わせる感じで。

 

いま、自分が感じていることを
それが何であっても、不快な感覚さえも、
そのままそのとおりに、あると認める

これが、マインドフルネスと言われる
心のありかたです。

 

2.あえて、疑う(クリティカルシンキング)

 

あなたがみたものや、きいたこと、
普段やっているものごと、

また、
あなたがいつもいる、その場所の…

 

前提、常識、普通の感覚、
当たり前だと思っていることを、
敢えていったん、疑ってみるわけです。

 

「それは本当にそうだろうか?」

「それはなぜ、なにゆえそうなのか?」

「そもそも、それはどういうものか?」

「それを、なぜ、そうしたいのか?」

 

ものごとに対して、こういった
疑いめいた問いを立てて

敢えて、批判的な視点で見ることで、

 

これまでの考えかたや、とらえかたを
更新したり、新たに生み出したりさえできる。

これはひとつの思考法で、
クリティカルシンキングと言われます。

 

3.まるごと、認める(マインドフルネス ← クリティカルシンキング)

ここでさらに。

 

自分の中の、

不安、無力感、劣等感、

不満、悲観、理不尽さ、

意地悪さ、皮肉さ、傲慢さ、

理不尽さ、嫉妬深さ、恨み、など…

こういった、
不快で、しんどくて、辛い感情。

感情が引き起こされた
体験や事実の記憶に対してすら、

 

さっきの、疑いめいた問いを立てて、

「それは本当にそうだろうか?」

「それはなぜ、なにゆえそうなのか?」

「そもそも、それはどういうものか?」

「それを、なぜ、そうしたいのか?」

 

自分なりに、自由に答えてみたり、
その答えを確認したりすることで、

自分の気持ち、考え、
体験したことのとらえ方に、
新たな選択肢が加わっていきます。

 

すると、結果的に、
ポジティブさも、ネガティブさも

どちらも同じように認めることが
できるようになってくるのです。

 

悩みや課題を抱えながらも、
簡単に解決できないながらも、

前を向いて少しづつ進めるように
なっていけます。

 

それこそ、

本当の意味でポジティブ
建設的な方向性へ、

充分納得しながら向かっていける
というものです。

 

 

以上、

1.そのまま、眺める
2.あえて、疑う
3.まるごと、認める

これが、ネガティブさを
ポジティブな力に変える
3ステップ
でした。

 

正直、こういった思考のプロセスは
すぐに、気軽にできるものとは言い難いです。

「たったこれだけで!」というノリでは
わたしには、到底言えません。

 

クリティカルシンキングの
思考法に慣れてなかったら、

また、そのとき、
批判的な視点に堪えるほどの力が
自分の中になかったら
やっぱり難しいですし、

 

そうでなくても、決して
楽なプロセスではありませんが、

 

あなたにとって
安心できる居場所があれば
問題なく、自分に向き合って
進めていけます

 

ネガティブさを、そのままにして
不安、無力感、劣等感で終わらせずに、

本当のポジティブな力にできるかは、

 

自分に向き合って、見つめることを
心から安心してできる居場所
があるか、

安心できる居場所を作れる相手
いるか、に、かかっています。

 

◇◇◇

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