仕事でも、勉強でも、趣味でも、
どんな活動でもいいでしょう。
やり始めるときには
「うまくできるだろうか…」
と不安になるし、
やり続けているうちに
新たな課題に直面したときには
「どうしたらいいのか…」
と迷ったりもする。
一緒に取り組む仲間や
相談できる先生や先輩がいるのが
いちばんいいけれど
敢えてひとりでトライしてみたい
独学でやってみたい
そんな挑戦心があったりもすれば
そうせざるを得ない事情があったりも
するでしょう。
まあ、いずれにしても、
自分で考えてみることも大事だし
ひとりで考える、判断する場面は
必ずあるもの。
そんなときに
自分の中に、あるのとないのでは
メンタルの安定感が全然違ってくる!
というものがあります。
ぜひ、持っていただきたいですね。
持っていれば…
・なんらかの選択に迷ったり
難しい判断を迫られることがあっても
あまり悩み過ぎずに済む
・自分にとって最善の選択が早くできる
・そうそう悪いようにはならんやろ、
なんとかなるやろ、と、自然に
楽観できる気持ちが芽生えてくる
・ほんとうに、まず悪い結果にはならない
こんないいことがあるから。
だから、あなたの心の中に
ぜひ持っておいてくださいね。
『ロールモデル』を。
辞書や用語集での説明はこうです。
ロール・モデル [role model]
他の人の模範となる人。目標とされる人。
(広辞苑 第七版より引用)ロールモデル
役割モデル。役割を担う人。
模範となる人。手本。
(現代用語の基礎知識より引用)
役割の代表という意味も
あるようですが、ここでは
模範とか手本という意味で
話を続けましょう。
もう少し噛み砕くと、
自分にとっての
行動や考えかたの模範となる存在
ありたい姿勢や目標を体現している存在
「あの人のようになりたい」
「自分もこうなれたらいいな」
と思える存在、と言っていいでしょう。
ちょっと文学的にイメージするなら…
自分の行き先を示しているガイド
時が経てども、季節が変われども、
その位置はずっと変わらない北極星
そう言ってもいいでしょう。
なにか、新しいことをはじめるとき、
今までやったことがないことや
得意という感じがないことだったら
どのようにやりはじめたらいいのか
どうやって進んでいったらいいのか
わからないのは当たり前です。
先が見えない不安を感じるのは
無理もありません。
しかたのないことです。
同じような道を
先に行っている人がいると
はっきりとわかっていたら、
その人が、なにをどう考えて
どう行動しているのかを、
自分に取り入れることができます。
すると、
少しでもそのとおりにやってみるか
と、勇気が湧いてきます。
『勇気』といっても、
やたら強く奮い立つものとは
必ずしも限らない。
「ちょっとやれるかも…」と
いうほどのもの。
それも立派な『勇気』です。
お手本として見習える存在を
そのまま真似してもいいでしょうし
一部だけ取り込んでもいいでしょう。
すぐに行動しづらいとしたら、
参考にするだけ、から
はじめてみてもいいでしょう。
もし、見習える存在がいなかったら
先の見えない不安を軽くするのは
あまり簡単なことではなさそうですよね。
でも、ひとりでもお手本がいるなら、
不安も、悩みも、迷いも、少しは早く
軽くすることができるでしょう。
こんなふうに、
不安でいっぱいになったり
悩んだり、迷ったり、したときに
初心や原点はどうだったかを
ふり返ったり、確認してみたり
することができるお手本の存在は…
いつでも安心して
帰っていくことができる『居場所』
のようなものではないでしょうか。
自分にとっての拠りどころが
心の中にあるというのは
自信を持って活動を進める
大きな力になります。
◇◇◇
『なんのきの木かげ』では、
あなたのお話に寄り添うだけではなく、
ケアをして癒やすだけでもなく、
あなたの『やる気と不安の葛藤』を
どうしたら和らげることができるかの
作戦会議をするような対話も
カウンセリングの中でしています。
「不安過ぎて全然動けない、ますます不安…」
という気持ち、吐き出しに来てください。
そんなあなたのために
門扉を開けてお待ちしております。