マインドフルネスとリラクセーションの違いとは?

効果は似てるけど、意味や目的が違う

 

マインドフルネスと、リラクセーション

あなたはこの2つの違いをご存知でしょうか?

 

マインドフルネスであるために、すること。

リラクセーションのために、すること。

 

それらを実践して、
実際に感じられたり、得られる効果には
共通するところも、相乗効果もあるだけに、
混同されてとらえられがちなのですが、

そもそもの意味や目的は、全然違います

 

マインドフルネスと
リラクセーションの違いを知った上で、

その違いを意識して実践すると

それぞれの効果がより高まります

 

自分自身が、より一層
『マインドフルネス』でいられます。

そうなると、より一層
『リラックスできる』自分でいられます。

 

リラクセーションとは?

 

リラクセーションとは、
緊張をゆるめることです。
心地よくなることです。

いかにリラックスするか、が目的です。

 

そのための手段として、

息抜きしたり、くつろいだり、
休養したり、娯楽を楽しんだり、
セラピーやマッサージを受けたり…

いろいろなやり方があるわけですね。

 

ところで、リラクセーションは
「リラクゼーション」とも言われますし、
意味は同じでどちらでも通じますが、

「リラクゼーション」のほうは
和製英語だそうですね。

 

言葉の意味をまとめると、こうです。

relaxation:休養、娯楽、弛緩

relax は、くつろいだり、ゆっくりするという意味で、
-ation は、~~をする行為という意味ですから、

くつろいだり、ゆっくりするための手段

というほどの意味になります。

 

マインドフルネスとは?

 

一方、マインドフルネスとは、
《今、ここ》を意識することです。

緊張や心地よさの度合いとは関係なく、
《今、このとき》の自分の
思考・行動・感覚を、
ただ、そのまま観察することです。

 

いま、自分が感じている、その感覚が
「そのとおりにある」と認めるように
なれることが目的です。

 

ですから、心地よさや快楽だけでなく…

緊張や痛みなどの不快な感覚も含めて
「ある」と受け容れることができる。

逆に言えば「ないことにしない」

それが、マインドフルネスであるという
本来のありかたです。

 

言葉の意味をまとめると、こうです。

mindfulness:
いま思っている経験に注意を向けること

mindful は
気を配るとか、意識しているという意味で
-ness は
~な状態とか、~な性質という意味ですから

(自分自身に)気を配って意識している状態

というほどの意味になります。

 

必要な環境や技術の考え方もちょっと違う

 

リラクセーションには
静かな環境が必要です。
手段によっては技術や道具が必要です。

その手段を使って、
自分をリラックスした状態に持っていく。

 

ですが…

マインドフルネスには
静かな環境も、技術も道具も不要です。

本来の意味的には、ですよ。

そうは言っても、
静かな環境で、技術というか
ちょっとしたやりかた、作法でもって
やりやすくなるし、できるようになる。

それは間違いないです。

 

つまり、

静かな環境でなくても、道具がなくても
いつでも、どこでも、
マインドフルネスな自分であることはできる。

だけども、
マインドフルネスである自分をつくるには
静かな環境や、道具や作法があったほうが
やりやすい。

そう考えたらいいですね。

 

瞑想するときの感じって?

 

マインドフルネスのための手段には
瞑想することが最もポピュラーですね。

 

瞑想しているときの感じって
どうなっていればいいの?

これはもうさまざまで
なにを感じていてもいいものですが、

本質の部分だけ取り出して
簡単に流れをまとめると、
たとえば、こういう感じです。

参考にしてみてくださいね。

自分の呼吸を意識する

いま、見えているものを意識する

いま、聴こえてくる音を意識する

いま、からだが感じている、
その「感じ」を意識する

いま、こころが感じている、
その「感じ」を意識する

 

そうして意識したことも…

はたまた、勝手に

思ってしまった、
考えてしまった、
感じてしまった、

関係ないようなあれこれ、もろもろも…

みんな

「今ここにあるもの」
「今ここで漂っているもの」

と、認める、受け容れる

 

マインドフルネスであることができたら

 

マインドフルネスであることができたら

どんな場所にあっても
心を落ち着けて

それによって、自分自身が
周囲の人たちや、世の中と
よい関係を持てるようになれます。

 

周囲に振り回されすぎない自分にもなれます。

 

さらには、

いま、自分が感じていることすべてを
そのままそのとおりに認めて
受け容れることができるようになる
わけですから、

 

リラクセーションの効果もまた
むしろ早まり、深まることにも
つながっていくのです。

 

マインドフルネスとリラクセーション
どちらも大切なものです。
互いに関連性も考えられます。

 

ですが、それぞれの意味や目的を
自分の心の中で切り分けて実践できると

効果がより高まりますし、
実感も、理解も、より深まるというものです。

 

《今、ここ》の居場所を、あなたの心のなかに

 

誰もあなたに代わって
あなたの心を眺めることはできません。

 

《今、ここ》に居るあなたを
大切に見つめるあなた
あなたの中に、必ずいます。

 

マインドフルネスとリラクセーションの
違いを知り、使い分けて

《今、ここ》の居場所を
あなたの心のなかに
つくってあげましょう。

 

◇◇◇

『なんのきの木かげ』では、
あなたのお話に寄り添うだけではなく、
ケアをして癒やされるだけでもなく、

マインドフルネスの要素を取り入れた
心理カウンセリングによって
《今、ここ》のあなたを
そのまま感じて認める感覚を養えます。

その感覚を養えたら、
自分を大切にできるようになり、
他人を大切にできるようになります。

「それだけで随分と楽になってきた」
そういったお声も寄せられています。

自分を大切にする継続的な習慣、
穏やかにお伝えし、サポートします。

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