「しない!」を決め込め!あせるときには…

秋も深まってきて
近頃、急に寒くなりましたねえ。

季節の変わり目や寒暖差に弱いわたしは
朝や夕方の寒さを変に我慢したりなんかして
体調を崩してしまい、
しばらく休養せざるを得ませんでした。

それで、秋分の彼岸を過ぎたあたりから
やけに疲れやすくなっていると気がつく…orz

 

休養に入るのもなかなか大変。
仕事の日程を変更する必要がまずある。

そんなこんなの調整が終わってから
やっと、ほんとうに
身も心も休められるってもんですよね。

休養するのも楽じゃない。まったく。

 

で、

あっ、このブログ!

休養する前には
記事を書く仕事も延期したわけで、

でも、定期的に必ずアップする思いも
守ろうともするわけで、

 

やべえ!何を書こうか?

と、あわてるわけですよ。

 

あわててなにかしているときは
時間だけどんどん進んでいくばっかり。

でも、作業や考えは全然進まんですね。

それであせる。

あせるとあわてる。
あわてるとどんどんあせる。

悪循環ですなあ…

 

 

こんなふうに
早くしてしまわないといかん!
というような状況があって

あわてた気持ちになったときに
いちばんいいのは…

 

いろんな人がいろんなこと言ってますし
どれもこれも一理ありますけども、

最初にやるべきこととして
結局いちばんに効くのは…

「しない!」

と決め込むことですわ。

 

ぼくはこういうときは

『〇〇しない会』決行!

と呼んでますけどね。

 

1時間時間がとれるなら、
1時間「しない!」を決め込む。

ほんの数分間しかとれなくても、
その数分間だけは絶対なにも「しない!」

 

あ、呼吸だけしといてくださいな。
さすがのぼくも呼吸だけはしてたわ。
当たり前やね笑

 

呼吸以外絶対なにもしない!

 

そんだけで随分落ち着きますわ。

 

いったん落ち着いてしまったら
シメたもんで

やることすんなりできるようになる。

あれだけあわてていた少し前に
全然進まなかったのがウソのように。

 

 

会社員時代、出張していた工場でのこと。

荷物運びを終えて作業場に戻ってみると
同僚さんがやけにあわてて作業してる。

すぐに出さないといけない
データが見つからないらしい。
どうやら先方に急かされてもいる状況。

そりゃあ大変だ。
手伝うとかなんとかしたい。

でも、詳しくは同僚にしかわからない。
手分けしようにも、やりようがない。

しかも残業時間

どうしたものかと思う間にも
同僚さん、ますますあわてる…

 

見るに見かねて、
自分もどうしようもなくなって
同僚さんにこう言った。

「ちょっと休もか!?
 思い切って今から15分だけ
ここ離れようや!」

 

一緒に休憩コーナーへ歩いていって
同僚はジュース片手にテレビに目を。
ほかにはなんにもしていない

ぼくもジュース片手に
ちょっと離れてなんにも「しない」

同僚さんに声すらかけないで、
その辺を行ったり来たりブラブラと…
近くに、ただ、いるだけ。

 

15分ばかり過ぎて
作業場へ戻った同僚さん。

ぼくも近くで
自分の作業をはじめるやいなや

探してたデータ見つかったわ!

先方さんへの提出が間に合った同僚さん。

 

「なんで今こんなあっさりと…
 さっきまであんだけ探して
見つからんかったものが…」

ホッとしつつ、不思議がっておりました。

 

ぼくも当時は不思議でしたけどもね。
とっさのことでもありましたし。

今では理に適ったことと理解できます。

 

 

まあ、こういうふうにね。

あなたも、いつも
あれやこれやとやること
たくさんあると思うんです。

 

思うように進まんこともあれば
全然手につかないこともあるし、

すると、どうしても気持ちがあせるし
だからあわててやろうとしてしまう。

 

でもね。

 

どんだけ時間が迫っていても、
たいていは、ほんの数分間だけでも
「しない」合間はあるもので、

 

そんな合間って、案外
かけがえのない『自分の居場所』なんですよ。

 

そのとき時間がとれるぶんだけ
「しない!」を決め込んでみてくださいね。

『〇〇しない会』開催してくださいね。

 

「しないこと」をしてるやんけ!

って自分にツッコみながらすると
なおさらよろしいですよ笑

 

あせったら、あわてたら、

とりあえず

「しない!」決め込んでみてね!

 

◇◇◇

 

『なんのきの木かげ』では、
あなたのお話に寄り添うだけではなく、
ケアをして癒やすだけでもないですが、

少なくとも、最初のカウンセリングでは
あなたが安心して話せる実感を
いちばん大切にしています。

それは、言ってみれば、
なんらかの心理療法やワークを
あわてて「しない!」姿勢です。

「安心して話せる」という実感から
問題解決への一歩は、ほんとうに始まります。

そんなあなたのために
門扉を開けてお待ちしております。

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