よき人間関係のために『4つの立場』を確認しよう

あなたは日頃、身近な
人間関係やコミュニケーションに

喜び、楽しさ、嬉しさ、安心…
といった心地よさを
どのくらい長く感じているでしょうか?

 

もちろん、いいことばかりが
あるわけではないでしょう。

いつもいつも疲れる人間関係や
コミュニケーションもあれば…

好ましさが続いている人間関係でも
ときには、責め合いや争いになることもある。

 

雰囲気が悪くなってしまったときでも
火に油を注ぐようなことは
ほんとうは、したくないはず。

なにがあっても、
できるだけ建設的に事を運んで
雰囲気を好転させたり、収拾つけたり

お互いが納得し合える
落としどころを見いだせないか?

 

しかも、自分も相手も、
どちらもおとしめることなく…

 

そう願ってはいないでしょうか?

 

願いつつも、

「そんなことできるかな???」

とも思ってしまうでしょうか?

 

 

あなたも、誰しも、

目の前の相手や、別の人に、社会に、
はたまた、自分自身に対して、

日頃、基本的に取っている
『自分の立場』というものがあります。

ここではわかりやすく、
4つに切り分けて説明しましょう。

 

まず、ひとつめ。

 

【①建設的な立場《OK-OK》】

自分も肯定し、他者も肯定する。
調和、共存を考える。
「一緒にやっていく」姿勢。

できるだけ多く、こうありたいものですね。

 

 

あとの3つは、
あまりこうありたくはないな、と
思うような立場です。

ネガティブな面はあまり見たくないと
思うかも知れませんけども、
知るからこそ、ネガティブを改善したり
克服できたりもするものなので、
見ていきましょう。

 

【②支配的な立場《OK-notOK》】

自分を肯定するけど、相手を否定する。
排除、排他、支配を考える。
「異なるものを見下す」姿勢。

相手や第三者、できごとをディスるとか、
マウントを取るなんてのは、これですね。

 

【③依存的な立場《notOK-OK》】

相手を肯定するけど、自分を否定する。
劣等感や孤独を招き、悩まされる。
「引き下がり、逃避する」姿勢。

謙虚やへりくだりを通り越して
自分を卑下してひたすら我慢しまい、
本当の気持ちが抑圧されるパターンです。

 

【④スネ者の立場《notOK-notOK》】

自分を否定し、相手も否定する。
すねて、ひねくれて、無価値と考える。
「交わらず、行き止まり」な姿勢。

これはもう、まさに
『自分の居場所』がない状態。
かなり深刻です。

 

 

日頃、①建設的な立場《OK-OK》】
あろうと振る舞っているつもりが…

知らずしらずのうちに

【②支配的な立場《OK-notOK》】

【③依存的な立場《notOK-OK》】

【④スネ者の立場《notOK-notOK》】

いずれかになってしまっていることも
多かれ少なかれ、あるのではないでしょうか?

 

わたしはありますよ…

 

4つの立場でどれくらい時間を費やすだろうか?
このくらい建設的な立場が多くできたらいいなあ…

 

どんなにいい人でも、素敵な人でも、
世間的に定評あるほどの人格者でも、

 

時には、②か③か④、いずれかの立場に
なってしまうことはある。

あなたも、わたしも、向こうの誰かも。

ほかの誰かと関わって生きている以上、
ネガティブな立場になってしまうことを
ゼロにすることはできないんです。

でも、できるだけ少なくすることは可能だし、
ゼロにすることを考えるより現実的です。

では【①建設的な立場《OK-OK》】
できるだけ多くする、長く保つには
どうしたらいいのでしょうか?

 

 

コミュニケーションのからくりを知って
スキルを実践していくことで
可能になりますが…

今回は、その手前の段階で
どうしても大切なことを紹介しましょう。

 

大切なのは、この3つです。

 

・人がとる立場態度というものは
そもそも揺らぎやすいと認めること。

・自分は日頃、4つの立場のうち
どの立場をいちばん長くとっているか
確認すること。

・好ましくない立場に長くいると
できるだけ早く気づき
修正するための行動を起こすこと。

 

要するに、自分自身が
いま、どんな状態であるか、
その状態がどのくらい長く続いているかに
気づいて、理解しようとすること。

自己理解こそが、ものすごく重要です。

 

でも、自分ひとりの力で
自分自身を理解することは大変です。

ネガティブな立場になっているときは
なおのこと。

自己理解に慣れていても、
できなくなる場合もある。

 

であれば、必要なのは…

ポジティブもネガティブも、どっちも
安心して聴いてもらえて

自分自身や他者、はたまた
社会に対してとっている立場態度
ていねいに、かつ冷静に、確認し合える
人間関係です。

 

 

自分も肯定し、他者も肯定する。
調和、共存を考えて「一緒にやっていく」。

そんな姿勢である
建設的な立場《OK-OK》
どれだけ長く保てるだろうか?

どうぞ、相談しに来てくださいね。

 

あなたの普段の人間関係を
「4つの立場」に切り分けて整理して、

自己理解を進めて…

建設的な立場《OK-OK》にいる時間を
自分の居場所に増やして
イヤなストレスを最小限にするために。

 

◇◇◇

『なんのきの木かげ』では、
あなたのお話に寄り添うだけではなく、
ケアをして癒やされるだけでもなく、

あなたの『自己理解』を加速できます。

人間関係やコミュニケーションの悩みは
相手あるがゆえの悩みであることは確かですが

解決するには、まず先に
自分自身を理解するコミュニケーションを
安心できる相手と続けることが大切です。

人間関係に悩むあなたのために、
門扉を開けてお待ちしております。

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