人はいつでも気づけて、はじめからトライできる

心理カウンセラーの仕事のかたわら
パソコン教室講師の仕事をしています。

昨年の秋から年末にかけて
研修を受けて、資格を取得して、

今年のお正月明けから
正式に講師を勤めはじめています。

当たり前でしょうが、
今までに経験のなかった仕事を
新たにやるのは、かなり大変ですね。

ミスや間違いのなかった日は
ひとつもありません。
必ず、なにかしら、やらかしていますよ。

でも、回を重ねるごとに、少しずつ
よくなってきているのを感じます。

講師デビュー直前の、年末のある日。
久しぶりに妹からLINEで連絡が。

「いまパソコン猛勉強中や」

「おお、ぼくもパソコン講師デビューや」

「教室申し込んで、いま通い始めたところ」

「ん?教室ってもしかしてあそこの…」

「そう、そこ通うとる」

「ま、まさか」

「講師に加戸さんっているって
 アンタのことかー ーー!」

「マジかーー ー ー!
 こんなことってあるか!?」

「恥ずかしいわー!」

「や、こっちが恥ずかしいわ!」

ツッコミ合い勃発。

教室の現場では
他の講師陣も全員ビックリ仰天!

ものすごい偶然があったものです。

ネクストキャリアに向けて
パソコンを学び始めた妹と
講師デビューした兄は

奇しくも、いましばらく

同じ教室の中で
それぞれの新たな試みに奮闘

応援し合う日々と相成ったのでした。

その妹は、最近
最初に予定していたよりも
1級上の資格取得に挑戦すると
言ってきました。

「苦手で全然できん部分もあるけど、
 別のところはある程度できてきたし、
 まだ時間もあるし、勉強に専念できるから
 やってみようと思ったんや」

ちょっと、感動しました。

  • 自分ができること、出せる能力
  • 自分の弱点
  • 自分の少し先を含めた今の状況

を、すべて、しっかり正確に認識して
目標を見据えて行動しようとする思いに。

これはもう、妹でなくても
講師という立場ではなかったとしても
止める理由はどこにもありません。

「そのとおりトライしてみたらええ。
 結果はどうあれ、
 もしも合格できんかったとしても
 その時点では、相応に実力が上がって
 身についていることには、変わりはない」

そう答えてから、持ち場へ戻った後、

むしろ、話を聴いていた自分のほうが

これまで、自分自身をしっかり正確に
認識しようとしてきただろうか
、と
考えさせられました。

思えば、妹も、わたしも、
幼少の頃から最近までずっと、

周りの状況に翻弄されるばかりで
自分を後回しにするような人生を
送ってきたような気がします。

それが、ふたりとも
人生の後半へ差し掛かったあたりで

自分を大切にする人生
自分の居場所

自分の力でつくることができると気づき
切り替えようとしつつある。

パソコン教室では
さまざまな年齢、経歴の方々が
学びにきていて、

新たなことを
基礎からコツコツと学ぶ姿勢を
すべての生徒さんから
学ばせてもらっている
感じがしています。

気づくことには、トライすることには
遅すぎるということは、ないんですね。